概要
湯沢市では、明治45年から昭和39年までの53年間にわたり、湯沢尋常小学校・同高等小学校・湯沢国民学校・湯沢小学校・湯沢東小学校に在学していた児童が描いた、図画・習字・作文など、およそ1760点の作品を、年代別に123本の掛け軸に表具したものを保存しています。
これらの作品群には、近代の湯沢の歴史を作り上げてきた先人達の懐かしい名前が見つけられますが、そのような懐古的な意味だけでなく、その数の多さと、年代別に連続して保存されていることから、美術教育史上における第一級の学術資料としての評価が高まり、加えて、当時の子供達の生活を知る上での民俗学研究の資料としても全国的に注目を浴びています。
しかしながら、この貴重な作品全体を鑑賞するには、膨大な数のため、一括での展示が難しく、過去不定期に開催された展示会の際には、訪れた見学者から常時展示して鑑賞できないものかとの要望がなされていました。
そこでこの度、湯沢ロータリークラブ様のご協力により、表具された掛け軸をすべて画像データとして取り込み、閲覧できるホームページを作成しました。
これにより、図画教育の変遷を知る上で、貴重な歴史資料として活用していただければ幸いです。
画像・映像製作:湯沢ロータリークラブ60周年記念事業実行委員会
作品集
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明治45年度〜大正15年度 ・
昭和元年度〜昭和8年度
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昭和10年度〜昭和18年度 ・
昭和29年度〜昭和39年度
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映像資料